先月は日立のドラム式洗濯機の案件を2本執筆したのですが、案件関係なく「今年の新製品はどこが変わったのか」について執筆した記事も公開されました。
新機能は複数あるのですが、個人的に気になったのがP&Gと共同開発したという、新すすぎ剤「レノア クエン酸in」専用のコースの搭載。
タオルやTシャツなどの洗っても落ちないニオイがありますが、あれはニオイの元が金属イオンと結合することで、普通の洗濯ではニオイが落ちきらなくなるのだとか。電車でもたまに雑巾的なニオイがするひといますよね……。我が家でも、たまにタオルを濡れたまま放置してニオイが残る事があるので、ちょっと気になります。本当にあのニオイが普通の洗濯コースで消えるなら画期的!
ちなみに、これは洗剤の後の最初のすすぎで使う「すすぎ剤」というジャンルの洗剤だそう。P&Gのサイトをみると柔軟剤のようにも利用できるそうですが、柔軟剤のような衣類を柔らかくする機能はあんまりないそう。パナソニックが花王と共同開発して「極ラク汚れはがし」という、予洗い用洗剤を使うコースを導入していましたが、洗濯が年々複雑になっていますね。
@DIMEにて日立のドラム式洗濯乾燥機のPR記事を執筆。
日立のドラム式といえば、シワを伸ばしながら乾燥する「風アイロン」と、乾燥フィルターの掃除がいらなくなった「らくメンテ」が人気。
だけど、らくメンテのメリットは「掃除の手間が減らせる」ことだけじゃないんだよ!といった話をしています。
取材では開発者にいろいろ面白い話を聞いたのですが、PR記事だったので書けなかったことも多くて残念……。でもこういったマル秘技術話は今後の記事を書くときに参考になるのでありがたい! 開発者の話って本当に面白いんですよね、たまに広報が横で「それは言ったらいかんやつ!」みたいな顔をしているけれど。
それにしても、トップ画像に自分が写るのは久しぶりです。カメラマンが素敵に撮影してくれたので、雰囲気のある写真になって嬉しい。
カカクコムマガジンにて「冷蔵庫の選び方」の記事を監修しました。
かなり……! かなり頑張って作ったのでこれから冷蔵庫を購入する人の参考になれば良いなと思います。冷蔵庫は高いうえ、買い換えも難しいので本当に失敗してほしくないんですよね。
ひとつだけ大きな声で言いたいのは「買い換え時に今の冷蔵庫と同じ容量の製品を選ぶな」ということ。いまは断熱材が高性能化しているので、同じ外観サイズでも庫内容量がグンと増えていたりするんです(今使っている冷蔵庫が10年以上前の場合)。
気になる消費電力についてなども書いてあるので、買い換えを検討している人はぜひチェックしてください。個人的には説明を削った部分も多いのですが「これだけは絶対知っておいた方が良い」という内容は全部いれたはず……おかげでかなり長くなってしまいました。でも、冷蔵庫は気軽に買い換えできないので、とくにファミリータイプを購入する予定があるなら一度読んでほしい!!!
ちなみに「ゲラチェックお願いします」と渡されたWord文書は30ページ近くあってヒエェってなりました。
@DIMEにてシャープのプラズマクラスター洗濯機の記事が掲載されました。
いろいろ進化しているのですが、面白かったのがタオルが長持ちするタオル専用の「タオルケアコース」があること。標準コースとタオルケアコースで20回洗ったタオルを比べることができたのですが、タオルによって洗濯の影響を受けてボリュームが減っているものと、標準コースでもヘタっていないものがあって面白かったです。
最近は他社でもタオルコースを搭載している洗濯機はあるのですが、基本的に使用したときの「ふわふわ感」を重視した機能。シャープの「長持ちさせる」というアプローチにはなるほどな、と唸らされました。
ちなみに、シャープのタオルケアコースも、もちろんフワフワに仕上げてくれます。さらに、家族の好みによってゴワゴワにも仕上げられるオプションを搭載。ただ、ゴワゴワコースのタオルも触らせてもらったのですが、全体的にふわふわしつつ表面が少しザラッとしている感じ。「顔が削れるようなゴワゴワが好き」という人には向いていないかも……?
じつは、我が家はバスタオルだけは贅沢に良いやつを購入しているので、本製品がちょっと気になってしまいました。
あ、ここでは面白かったタオルのことばっかり書きましたが、もちろん基本の洗濯・乾燥・除菌性能も凄く高いですよ! 省エネ性能もトップクラスです!
@dimeにて先月発売されたばかりのロボット掃除機ルンバの最高モデル「Roomba Max 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション」の記事が公開されました。
ルンバは今年からロボット掃除機のグレードをざっくり3つにわけていて、エントリーモデルの水拭きモップはシートタイプ。ミドルクラスは回転モップ、そして今回の最高グレードではローラー式のモップと、グレード別に3種類のモップを展開しています。ローラーモップは床に設置する面積が狭いため、力が集中して水拭き力が高いそう。
ところで、今回の新製品発表会で面白かったのがルンバの障害物回避のデモンストレーション。スタッフがルンバの手前に充電用コードを投げ入れるデモンストレーションがあったのですが、ポイッと投げたらコードがロボット掃除機の進行方向すぐ先に落ちてしまって「やべッ……!」とつぶやいていたこと。本来もう少し離れた場所に落とすつもりだったんでしょうね。無事回避できたときに、見守っていた人たちが思わず拍手。なんか成長した子供を見守る気持ちになれました。
ダイソンから新しい空気清浄機が登場したので記事執筆しました。
新製品はなんと「羽根のない輪っか」ではなくなりましたが、その分かなりコンパクトになっています。個人的にダイソンの羽根のない輪っか系扇風機は運転音が気になることがあるため、今回「Hush(静か)」と名付けられた製品の静音性にはかなり興味がありました。
あと、フィルターがグラスフィルターから静電HEPAに変更(物理的にフィルターの編み目で空気中のゴミを濾過するのではなく、静電気で吸着させる方式のこと)。ヨーロッパのメーカーで静電HEPAフィルターって珍しい気がします。
ちなみに、新製品が発表されたのは、今年7月オープンしたばかりのホテル「フェアモント東京」でした。このホテルのスイートルーム29室にこの新製品が設置されるらしいのです。
写真の部屋はハイシーズンには一泊200万円になるのだとか……「部屋を汚さないように撮影しなきゃ!」と、ちょっとソワソワしてしまいました。
そういえば、最近はカカクコムマガジンにて「家電の選び方」記事の監修もさせてもらっています。複数の家電ジャンルの「選び方」を同時平行して監修しているのですが、とりあえず除湿機の記事が最近公開されました!
いままで色々なメディアで家電記事の監修をしているのですが、このシリーズは「購入後の『こんなはずじゃなかった!』をとにかく無くそう」という意思の元、普通の記事よりもかなり詳細にしっかり解説しています。この除湿機の記事も担当編集者とああでもない、こうでもないほぼ毎日電話ミーティングして試行錯誤し、完成までに数ヶ月かかってしまった……。
担当者が本当にすごい頑張ってくれたので、イラストなどもいれてかなりわかりやすくなったと思います。除湿機の購入を考えている人はぜひチェックしてみてください。
しかし、頑張りすぎたおかげで文字量が多くなってしまい、むしろ詳細に解説しすぎて読者が離脱しないか心配です……。なにが恐ろしいって、除湿機の記事はシリーズのなかでもやや短い記事であるということですね。
家電フリーライター倉本が、気になる家電のニュースやレビューをお届けします。 得意分野は調理家電、美容家電など生活に密着した家電製品。元パソコン雑誌編集者・ライターのため、IT系ガジェットも大好きです。犬飼いのため、犬グッズも多め。お仕事に関するメールはhal(アットマーク)usagikai.netまで。