出荷台数は減るものの、出荷金額は増えている(ものもある)

本日書いたニュースで気になったこと。
日本電機工業会(JEMA)が今日、2015年4月度における民生用電気機器の国内出荷実績を発表しました。

JEMA「民生用電気機器国内出荷 金額動向」
JEMA「民生用電気機器国内出荷 金額動向」

http://news.mynavi.jp/news/2015/05/26/487/

残念ながら7ヶ月連続で出荷金額は減少。家電ライターとしては、家電の消費が減って、新製品の開発が止まらないことを願うばかりです……。


ちなみに、調査対象の「民生用電気機器」というのは、いわゆる冷蔵庫などの白物家電のこと。テレビやコンポといった「黒物家電」は含まれません。

さて、調査では冷蔵庫から電動歯ブラシまでの23製品が対象になっているのですが、面白いのが6製品ほど「出荷台数が減っているのに、出荷金額は増えている」こと。高級化を進めることで、こんな逆転現象が起きたということなんでしょう。

ちなみに、「出荷台数が減っているのに、出荷金額は増えていた」製品は、掃除機、換気扇、電子レンジ、ジャーポット、扇風機、電気温水器の6製品。逆に、出荷台数が増えているのに、出荷金額が減っている製品はナシ。一時は低価格な「バリュー家電」が多く市場に出回りましたが、この低価格化も、行きつくところまで行ったということなのでしょうか。なかなか興味深い調査結果でした。