アイリスオーヤマの秋の新製品を見学させていただきました。
アイリスオーヤマといえば「社長がピンと来たものは全部商品化する」という面白い会社。このため、普通のメーカーが作らないような面白い製品も多く、じつは、倉本も密かにファンだったりします。
さて、取材ではいろいろな新製品を見せてもらったのですが、
なかでもプッシュされたのはコチラ
火を使わずに焼き物調理ができるという「グリルクックレンジ」(IMBY-T17-5/6)です。
今までも「電子レンジで焼き物調理ができる」という皿や鍋は発売されていました。しかし、こちらは「電子レンジと焼き物専用容器をセット販売」しているのが特徴です。
別売りの「焼き物調理用の電子レンジ容器」を購入すると、電子レンジの調理時間を自分で試行錯誤する必要があります。ですが、この製品はセット販売されているので、「目玉焼き」や「焼き魚」などのボタンを押せば、「焼き時間の設定」が必要ないのです。
電子レンジ調理は、食材の中だけが焦げることもあるので、焼き時間を自動的に設定してくれるのは嬉しい点ですよね。
ちなみに、グリルクックレンジの庫内容量は約17L。小さ目サイズなので、一人暮らしか、子供のいない世帯向けだと思います。操作部を見ると、グリルクック(焼きもの料理)の自動メニューには「冷凍ぎょうざ」や「しょうが焼き」など、男性が好きそうなメニューが並んでいます。
アイリスオーヤマの担当者いわく、「最近は、『混ぜるだけ』というしょうが焼きのタレも売っているので、料理をしたことがない男性の一人暮らしでも活躍するはず!」とのことでした。操作部には「お弁当 大/小」の自動あたためメニューもあり、たしかに普段自炊をしない人に優しそうですね。単身赴任のお父さんや、一人暮らしをする大学生などに便利そうです。
せっかくなので、その場で目玉焼きの調理もしてもらいました。操作は、容器に生卵を割り入れて「ハムエッグ」ボタンを押すだけです。なるほど、これは確かに手軽。忙しい朝でもボタンを押す時間くらいはありますからね! 鍋周りのオレンジ色の樹脂部分は加熱されにくいので、鍋つかみ無しで素手で鍋をつかめるのも好印象でした。
出来上がった目玉焼きは、油を使っていないのに箸でつかむとスルッとひっくり返せました。汚れが付きにくいので、洗いものもラクそうです。野菜とベーコンでも添えれば、この容器のまま提供してもオシャレな食事になりそうですね。そして、白身の一部がパリッと焼けているのにも注目。「冷凍ぎょうざも、底部分がパリパリに焼けるんですよ!」と力説されました。
■電子レンジのほかにも気になる製品がチラホラ
秋の新製品を見学させてもらったので、もちろん電子レンジ以外にも色々な製品が置いてありました。ちょっと気になったのはコチラ。
じつは、この製品は以前レビューをした「超軽量スティッククリーナー IC-SLDC1」とほぼ同じ仕様。ただし、見てわかるように、デザインが非常にキュートになりました。ここには展示されていなかったのですが、なんとピンク色もあるらしいですよ!
重量は約1.35kgと、相変わらず驚くほど軽量。そして、以前は紙パック式だったのが、新製品はサイクロン方式に変わりました。ラインニングコストをかけたくない人には嬉しい変更点かもしれませんね。
さらに、モーター部を下部に配置することで、どこでも自立可能に! そして、以前使用した時に感じていた「充電のたびにプラグを挿すのが面倒」という点も、充電スタンドを付属することで解消!素晴らしい!
ただし、相変わらずパワーはそこそこなので、カーペットが多い家には向かないかもしれませんね。個人的には「カーペットも掃除できるクイックルワイパー」みたいな位置づけで使用するのがおススメです。
もうひとつ気になったのはこちらの「段ボールカッター」DBC-01
いうまでもなく、段ボールをカットできる製品です(笑)
段ボールは数週間に一度しか捨てられない地域も多いと思うのですが、形がバラバラだとまとめるのも大変なのですよね。とはいえ、非力な女性では、分厚い段ボールをカットするのも一苦労。そんなわけで、段ボールをカットする専用のツール「段ボールカッター」が役にたつ、というわけです。ちなみに、最大切断能力は6mmまで。6mmまでなら皮やカーペットなどの切断にも使えるみたいです。
実際に使ってみたところ、たしかにハサミやカッターを使用するより、簡単にカットできる上、刃が露出していない安全設計なので子供でも楽しんで「お手伝い」できそうです。ただし、価格は現在公式サイトで5,280円(税抜き)。段ボールをカットするのに、この価格を出せるかどうかがネックなのかもしれないですね。