断熱性の違いでエアコン代が1/4に? LIXILの体験型ショールームで昔と今の家の違いをチェックしてきた

昔は30℃でも猛暑といっていた時代もあったのに、いまや40℃になる地域もあるとは……。
そんななか、住宅設備のLIXILさんから新宿にある体験型ショールーム「住まいStudio」のプレス向け体験会に呼んでもらいました。1980年基準の昔の家、2016年基準の今の家、将来の標準になるであろう高断熱の家が体験できる施設です。

3つの部屋にはすべて20℃設定にしたエアコンを設置。それぞれの1年間のエアコン代も計算しています。ただ、個人的に、エアコン代より驚いたのが部屋の快適性の違い。昭和の家は部屋の上下の気温差がすごく高くて、なんか足元ゾクゾクするのに頭が暖かさぼーっとするのです。自宅で仕事する人にはこれは厳しい環境かも……。それぞれの部屋のサーモカメラ画像も掲載したので、ぜひ違いをチェックしてほしい!

ちなみに、こちらの記事はじつはLIXILさんの案件記事。断熱性能の高い窓にリフォームすると、今年は国が補助金をだしてくれるらしいのですよ。しかも、東京ならさらに東京都の補助もうけられちゃう。

家の断熱性能の半分以上は窓とドアによるものらしいので、(古い家なら)窓を変えるだけで電気代も快適性もかなり変わりそうです。

家電は捨てずに、メーカーが「再生」して販売する時代に

そういえば、ちょっと前にパナソニックのリファービッシュ工場を見学した記事が公開されていました。

「リファービッシュ」と聞くとピンとこない方もいるかもしれませんが、簡単にいうと再生品のこと。不良品や返品された製品、一時レンタルされた製品などを工場で分解・清掃・修理し、もう一度「再生品」として販売やレンタルに回す仕組みです。メーカー保証も付くので安心。

工場で丁寧に再生される様子を見た後だと、再生品の魅力がより高く感じられます。でも同じように感じている人が多いのか、パナソニック公式サイトのリファービッシュ製品ページを覗いたら、人気モデルはほぼ売り切れていました。むむむ、洗濯機が気になっていたけれど残念。

家電の日立と木製家具のカリモクがタッグを組んだぞ!

いまの木目調家電って、ほとんどが木目を印刷した製品なので「家電×天然木」って意外と珍しい。でも、考えてみれば昭和のテレビとかエアコンなんかは本物の木を使っていましたよね。開発者にその点を聞いてみたところ「今となってはあの時代の技術が失われている」のだそうで、やっぱり家電に(経年で変形するし熱や湿気に弱い)天然木を組み合わせるのは難しいのだとか。

家電のミッシングリンク!

ということで、MINIBARは木の専門家であるカリモクとコラボして完成形を作り上げたそうです。天然木だから時間とともに味わいが出そうな点もいいですね。じつは去年このカリモクコラボのコンセプトモデル展示会も見に行ったのですが、個人的にはChiiilに装着できる木製の脚が実用的かつデザインもすごくよかったです。次回は脚も出してほしい!